
腸活とは? 健康を司る「第二の脳」を整える
──毛髪・遺伝子検査も活用した、自分に合った毎日対策──
最近、「なんだか毎朝すっきりしないな…」と感じていませんか?
年齢を重ねるごとに、体の巡りやお腹の調子に変化を感じる方は少なくありません。
特に40代以降は酵素の働きが著しく衰えてしまうことに加え、忙しい日常や食事の乱れ、睡眠不足、ストレスなどが積み重なり、腸の働きにも影響を与えることがあります。
そんな中、今あらためて注目されているのが「腸内環境を整えること=腸活」です。
腸は単なる消化器官ではなく、“第二の脳”とも呼ばれるほど、心と体に密接な影響を持つ臓器。
消化吸収はもちろん、免疫力やホルモン分泌、さらにはメンタルバランスにも関わっていることが、数多くの研究で明らかになっています。
最近では、NHKなどのテレビ番組でも、腸内フローラと健康・美容・加齢臭・肥満との関係が取り上げられ、ますます注目が高まっています。
とはいえ、「何が本当に腸に良いのか?」については、まだ誤解や思い込みも多く、情報が錯綜しているのが現状です。
なぜ「腸」は“第二の脳”と呼ばれているの?
実は腸には、脳とは独立して働く「腸管神経系(Enteric Nervous System)」という神経ネットワークが張り巡らされています。
この神経の数は、なんと脳に次いで多い約1億個以上とも言われ、腸が自律的に判断し、活動する力を持っていることから、 “第二の脳”という名前で呼ばれるようになったのです。
さらに近年では、腸と脳が相互に影響し合う「腸脳相関(gut-brain axis)」という考え方も注目されており、腸の状態が不安定になると、気分が落ち込んだり、イライラしやすくなることが科学的にも明らかになってきました。
たとえば、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンの約90%が腸でつくられているというのも有名な話です。※ただし、脳で働くセロトニン(神経伝達物質としてのセロトニン)は、脳内で合成されたものであり、腸で作られたものが直接脳に届くわけではありません。
つまり、腸のコンディションは、体調だけでなくメンタルや感情の安定にも深く関わっているということなのです。
「ヨーグルトを食べれば腸にいい」は本当?
腸に良い食品として真っ先に挙がるのがヨーグルトですが、その常識に一石を投じたのがNHKスペシャルで紹介された「通過菌」の話です。
「生きた乳酸菌が腸まで届く」という宣伝文句をよく目にしますが、乳酸菌やビフィズス菌の多くは、胃酸でダメージを受けたり、腸内に定着できず、数日で体外に排出されてしまうことがわかっています。
これらの菌は“通過菌”と呼ばれ、たとえ生きて腸に届いたとしても、そこに「住み着く」ことはできないのです。
つまり、「菌を摂ること」だけでは、腸内フローラを根本的に変えることはできません。
ヨーグルトとギリシャヨーグルトの違いは?
一般的なヨーグルトは発酵後に乳清(ホエイ)を残したまま提供されるのに対し、ギリシャヨーグルトは水分を濾過して乳清を取り除いた“濃縮型ヨーグルト”です。
この濃縮製法により、
-
たんぱく質の含有量が高い
-
糖質が低め
-
クリーミーで腹持ちが良い
という特徴があります。
また、ギリシャヨーグルトの一部製品は、発酵菌が腸内に届くまでの生存率を高める工夫をしているものもあり、糖質制限やタンパク質強化、ダイエット中の方にも適した選択肢です。
ただし、どちらも“通過菌”である点は変わらないため、「腸に良い菌を定着させる」とは限らないということも覚えておきましょう。
腸内細菌を「入れる」のではなく、「育てる」時代へ
ここで重要になるのが、プレバイオティクスの考え方です。
-
プロバイオティクス:乳酸菌・ビフィズス菌など、善玉菌そのもの(=入れる)
-
プレバイオティクス:善玉菌のエサとなる食物繊維やオリゴ糖、イヌリンなど(=育てる)
実は、腸内の菌の“種類”や“バランス”は、生後3年までにほぼ決定されるということが、近年の研究で明らかになっています。
▼ 参考文献と研究者
-
Jeffrey I. Gordon博士(2009, Nature):幼少期に腸内のコアマイクロバイオータが確立される
-
Yatsunenkoら(2012, Nature):3歳前後で成人と同様の腸内フローラ構成に近づく
-
Bäckhedら(2015, Cell Host & Microbe):1歳で急激に発達し、2〜3歳で安定化
このことから、外から新しい菌を摂っても、定着して腸内環境を根本から変えることは難しいのです。
だからこそ、「今ある自分の腸内細菌」を育てることが、腸活において最も重要なポイントになります。
注目成分「乳酸菌発酵エキス」で菌を育てる
「自分の善玉菌を育てる」ために今、注目を集めているのが
乳酸菌発酵エキスです。
これは、乳酸菌が発酵する過程で生まれる発酵代謝物質を抽出したもので、乳酸菌そのものではなく、菌が生み出した“生理活性成分のかたまり”です。
腸内細菌の世界的権威である光岡知足博士(東京大学名誉教授)が、NHKでも解説したように、 乳酸菌発酵エキスには以下のような腸内環境に有用な成分が豊富に含まれています。
-
短鎖脂肪酸(酪酸・酢酸・プロピオン酸)
-
必須アミノ酸・トリプトファン
-
ビタミンB群・葉酸
-
ステリルグリコシド・大豆サポニン・オメガ3脂肪酸
-
そのほか計752種以上の有用代謝産物(※日本食品分析センター調べ)
これらは、腸内の善玉菌を活性化する“土壌”のような働きをし、便通、肌、免疫、精神面にまで幅広く好影響を与えるといわれています。
自分に合った腸活をするには?
とはいえ、腸内細菌は人それぞれ。
同じ成分を摂っても、効果の出方には個人差があります。
そこで、美建fumiesでは、毛髪ミネラル検査や遺伝子検査を活用し、
一人ひとりに合った腸活サポートを行っています。
-
毛髪ミネラル検査 → マグネシウムや亜鉛の状態、有害金属の蓄積をチェック
-
遺伝子検査 → 脂質・糖質の代謝タイプを可視化し、食事の最適化へ
まとめ:腸内の声に耳を傾けよう
腸内環境を整えることは、便秘解消だけでなく、肌・代謝・ストレス・免疫力にまで影響します。
そのためには、「とりあえずヨーグルトを食べる」ではなく、“自分に合った腸活”を見つけることが大切です。
Related Posts

目指すはマイナス5歳肌! 40代からのハリ復活ケアースキンケア迷子に贈る!たるみに悩む40代女性の再出発マニュアルー
【変化の正体】40代の肌に起こる“たるみ”の原因とは? 「なんだか最近、顔全体がぼやけてきた気がする」「昔より口角が下がって見える」── そんな風に感じたことはありませんか? 40代に入ってから、急に肌のハリやフェイスラインの変化を意識し始めた方は少なくありません。 ではなぜ、40代になると「たるみ」が目立ち始めるのでしょうか? ◾️ 肌の“構造”が変わってくる40代 肌は外側から「表皮」「真皮」「皮下組織」と重なって構成されています。 ハリや弾力を支えているのは、真皮層に存在するコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸など。これらは、肌の「土台」のような存在です。 ところが加齢や紫外線ダメージにより、これらの成分が少しずつ減少・変性し、肌の弾力が低下していきます。さらに、顔の筋肉(表情筋)も同時に衰えていくことで、重力に逆らえなくなり「たるみ」が進行するのです。 ◾️...
続きを読む
巡りを整え、芯から温まる 大人の温活対策
──毛髪・遺伝子検査と“電子・水素”の力を活かして、体の内側から巡りをサポート── 「手足が冷えて眠れない」「お風呂に入ってもすぐ冷える」そんな“芯から冷える”感覚に悩まされていませんか? 冷えは、年齢を重ねるごとに多くの人が感じやすくなる不調の一つです。特に40代以降は、ホルモンバランスの変化や筋力の低下、血行の悪化などが重なり、体の“巡り”が滞りがちになります。 さらに、忙しい日々の中での食事の乱れ、ストレス、睡眠不足なども影響し、「体の芯が冷えている」「なかなか疲れが取れない」と感じる方が増えています。 「温める」だけでは、冷えは改善しない? カイロや靴下などで外側から温める方法もありますが、それだけでは「その場しのぎ」に終わりがちです。 冷えの背景には、実は以下のような複合的な原因が関係しています